・・・◎ 竜頭の滝華厳の滝を出て、国道120号を中禅寺湖(地図のF)を左手に見ながら進む。
道路はがらがらで中禅寺湖の中間辺りから道路わきに雪が見られるようになったが、車の通行には問題ない。
湖がと別れて少し進むと、”竜頭の滝”と看板が出ている。(地図のG)
右に曲がろうとしたが、工事中で入れない。交通整理のおじさんの誘導でその先を右に曲がって駐車場に入ったが滝らしいものはなく、案内の看板もない。
そこでさっきのおじさんに聞いてみた。
「竜頭の滝はどこにあるんですか?」
「あそこの家のうらだ」
と、10mほど高台にあるみやげ物店らしい家を指差した。
「どこから行けばいいんですか?」またきいた。
「あのうちの、真ん中に穴があんべ、あの穴の向こうだ」
見ると大きな建物の真ん中が通り抜けられるようになっていた。
おじさんに礼を言って、カメラを持って登っていった。
みやげ物店の軒下のような観瀑台だ。
行ってみたら思い出した!!。
今から二十年余りも前に、ここの丸太を二つに割ったようなベンチに妻を座らせて滝をバックに写真を撮ったっけ。
ところがここに行った時間帯が悪かったか、お天気がよすぎたか、白い滝に周囲の木々の陰が映って、まだらの模様に滝になっていた。
次の話の後でもう一度ここへ戻ってしまったときに撮った写真、竜頭の滝のメインの部分

この光線の具合では私の腕では大した写真は取れないと思って早々に切り上げて先を急いだ。
坂道を曲がりくねりながら、登っていくと橋の上に車を止めて、写真を撮っている人がいた、近くに駐車場もあったので車を止めてみた。
綺麗な渓流とも滝ともつかない川が流れている、川の横には立派な遊歩道も整備されていた。
この辺りまで来ると幹線道路意外は雪が残っていた。この遊歩道も圧雪の道だ。
そこで先日トレッキングシューズの写真に一緒に写っていた黒い変なものが役に立つときが来た。
早速取り付けて、氷の上で靴底を滑らせて見たが、滑らない。これならこんな雪道でも安心だ。

こんな滝とも渓流とも言えるような流れが続く。

綺麗な流れと一緒にどんどん下ってみた。
そのとき「こんなに下って、帰りは又この坂を登るんだぞ!」と自分に言いながら・・・。
しばらく行くと家の屋根が見えてきた。その近くの沢の中を覗くと、なんだか見覚えがある。
なーんだ、さっき竜頭の滝を見たところまで来てしまったのだ。
ここで上の全景の写真を取り直したのだ。
道路は遠くを迂回して上流に行ったが、川は急流になって直線でここまで流れてきていたのだった。

テクテクと今きた道を戻った。
そしてさっきの橋の上流に入ってみた。


最初に車を止めたところから300mくらいはありそうだが、この上もまだ綺麗な渓流が続いていた。このあたりも含めた”竜頭の滝”と言うようだ。
・・・◎ 湯滝このとき既に時計は3時を過ぎていた。
まだ後二つ予定に入っていた。
先を急ぐ・・・。
この上のほうに”湯の湖”(地図J)という湖がある。その湯の湖から流れ落ちる滝が”湯滝”(地図I)だ。
看板にしたがって左には入り駐車場に入る。みやげ物店はあるがお休み、ジュースの自販機さえも休止中だ。
湯滝の前に立ってみて、自分の記憶の曖昧さに驚いた。
「あの時見た湯滝はもっと小さかった」と思ったが、滝がそんなに大きくなるわけがない。形は昔の記憶のままだった。
湯滝

落差50m、横幅30mくらいはありそうだ。あまりの大きさに驚いた。
〇余談
しばらく前に、この湯滝に不動明王が現れたと話題になって、新聞を賑わしたことがあった。
どれかなと思ってよく見ると、これではないかと思う黒い岩肌が見えた。
赤い線でなぞってみた。

言われてみればそう見えないでもないが、私はそれよりもその右のほうに座っている女性のシルエットが気になる。これこそ滝の女神様ではないかと・・・。
拡大してみると
・・・◎ 小滝この湯滝の下流1kmほどのところに、あまり大きくはないがその名も”小滝”と言うこじんまりした滝があると聞いたので、時間が気になったが行ってみることにした。
観瀑台から階段を下りて雪の中を歩き始めた、小滝までは木道の遊歩道があるようだが、雪に埋まって、その上についた踏み後だけが頼りだ。
木道の幅はおよそ40cm左右一本ずつあるが、ところどころ一本になっているところもある。
すれ違う人はいないから、どっちの木道を歩いてもよいのだが、足を踏み外したらおよそ20cmもありそうな雪の中にずぶずぶと入ってスニーカーに雪が入る。起伏は激しくないが山の中だ。

みちばた杭に何か書いてある。
左 湯滝へ500m・右 小滝へ500m、まだ中間点だ。
漸くついた小滝。
なんとも静かな、おとなしそうな滝だ。 その落差は6mくらいかそして幅が8mくらいありそうだ。


こうしてこの日の予定は全部クリヤーして、まだ予約もしてない宿探しに向かう。
この湯滝の上の湯の湖の向こう側に”奥日光湯元温泉”という、温泉街?があるのでそこへ行けば何とかなるだろうと、のんきに構えていた。
温泉街に着いた、一軒目の宿は通り過ぎて、二軒目の宿に飛び込んだ。
「予約してないけどお部屋空いていますか?」
「何名さまですか?」
「一人だけど」
「それなら大丈夫です」
と言うとまだ泊まるとはいってないのにもう説明を始めた。
「夕ご飯は、5時半から6時半まで、それ以外の時間は食べられません。バイキングです。食べなくてもセット料金になっていますから安くなりません。その時間内ならお飲み物は飲み放題です。
お風呂は・・・・源泉かけ流し夜中でも入れます・・・一泊6千5百円でその分だけ前金で・・・」
どうでもいいが好きな言葉が三つでてきた。
源泉かけ流しと、飲み放題と一泊二食で6500円は安い。
山のいで湯の宿らしく、館内どこへ行っても硫黄の臭いが漂っていた。
明日は山を下って市街地の近くの滝を訪問することにしている。