人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2010年 06月 12日

瀧紀行・重郎の瀧(清水)

瀧紀行・重郎の瀧(清水)_e0033229_2119569.jpg


 週明けには梅雨入りするかもしれないと、TVでお天気お姉さんが云っていた。

それならその前に行きたい瀧がある。と出かけたのが、先日桑の実を食べた近くにある瀧だ。

まずは家の中の用事を済ませておいて、おにぎりをつくり、いそいそと出かけた。

国道1号を東進、清水インターの近くから、県道75号に入り、和田島から興津川に沿って登り、土(ど=地名)を左折布沢川に沿って登る。
瀧の案内なんかどこにもない。大分離れた一軒家のおじさんに聞いてみた。
「この布沢川の上流に瀧があるって聞いて来たんだけど」
「たき?、しらねぇなぁ。おれはここに8年住んでるけど瀧なんて聞いたこともねぇよ」
「この道まっすぐ行くのどこへ行くんだか?」
「これは、ずーっと行くとでかい堰堤があって、その先は車はへえれねえよ」
「それじゃぁ、堰堤まで行って探してみらぁ。有難う」

堰堤に着いた。車の腹をこするようにして堰堤を乗り越えて見たがその先は行き止まりで、熊と共同で使うような道なき道の登山道だけだ。

そこで、登山道の道しるべの細い杭にマジックで、私の探す「重郎の瀧」の文字を見つけた。
矢印もある。

少し山に入ってみると、かなり険しい山道?だ。

そこで考えた。
確か先人の瀧紀行で、この瀧はまともに登山道を登ったら半日かかる。上の県道から入ると瀧の近くまで車でいけるとあったのを思い出した。
それじゃこれはまともな登山道の方なんだな、と直感。

そこで、沢の水で手を洗って腹ごしらえだ。梅干しか入っていないおにぎりも、こんなところで食べると・・うみゃぁ。

もう一度車の腹を気にしながら堰堤を乗り越えて、元来た道を逆戻り。
途中で農家のおじいさんに聞いたら丁寧に教えてくれた。

この瀧の近くにダムが出来るようで、ボウリング調査のサンプルを日に干して乾かしていた。
瀧紀行・重郎の瀧(清水)_e0033229_20255070.jpg

ここにダムが出来たら、この瀧はどうなっちゃうんだろう。帰りがけに考えた。

車を降りて100mほど山道を歩くと瀧が見えてきた。

重郎の瀧 向こうに本瀧、手前は3mほどの瀧
瀧紀行・重郎の瀧(清水)_e0033229_20355863.jpg


本瀧の正面
瀧紀行・重郎の瀧(清水)_e0033229_20363566.jpg

落差は10mもあろうか、すらっとした綺麗な瀧だ。

その横顔
瀧紀行・重郎の瀧(清水)_e0033229_203841.jpg


結局あとから考えると、最初は下から沢を遡るルートに入ったが、そのあと瀧よりも上からトライするルートをとったわけだ。
広い立派な車道だったが、うわさではダム建設のために作られた、ダムの計画水面よりも高い所を走る道路だったようだ。


この瀧から直線距離で数キロのところに、昨年7月31日に訪れて、瀧の涼しさの虜になった、伊佐布北瀧があるので、立ち寄ってみた。

相変わらず元気のいい滝だ。
瀧紀行・重郎の瀧(清水)_e0033229_22335065.jpg


前回は気がつかなかったが、この瀧のすぐ下流にもう一つ瀧があった。

北瀧をバックにもう一つの瀧
瀧紀行・重郎の瀧(清水)_e0033229_2046493.jpg


何で「伊佐布北瀧」と呼ぶのかなと不思議だったが、この瀧に対して、北側にあるから北瀧かな、なんて考えた、これは単なる私の考えだが。
(今日の看板は、このもう一つの瀧です)

予定通り瀧を見ることができ、「熊に近づかないで下さい」なんて看板も出ているが、近づくこともなかった。・・・・・だれがちかづくもんか・・・。
by yo-shi2005 | 2010-06-12 21:02 | | Trackback | Comments(16)
Commented by ナチュラルライフ123 at 2010-06-12 21:51 x
まず、私事ですがまだ産まれません、
今日で予定日を9日も過ぎました。
かなり二人に似てのんびりやさんのような気がします。

雨が降らずかなり日差しも厳しくなってきましたので
滝を見せていただいても、随分と涼しく感じるように
なってきました。
本滝はまっすぐに流れて見事ですね!
最後の2段の滝も自然の力強さを感じます。
Commented by timata-sn at 2010-06-12 22:35
yo-shi2005さん こんばんは
今日も良いお天気で暑かったですよ、今は曇り空で雨が近いようです。

雨の降る前にと思いつかれて出発されて探されたようですね。
それでもキッチリと見つけられる所は流石yo-shiさんですね。
思い入れの凄さを感じますよ。
目的を達成されて満足感も一杯でしょうね。
Commented by mogitori at 2010-06-12 23:02
山形は本日30℃の暑い一日でしたので・・・滝の画像が清涼感があり
とても気持ちの良い気分になれました、滝のマイナスイオンをも感じます。
写真の撮影も見事です!きっとシャッター速度を適度に遅くして、じっくり撮影している感じがします?水しぶきと柔らかい水の落下表現が素晴らしい写真ですね。
Commented by ロココ at 2010-06-13 05:53 x
連日暑い日が続く新潟、涼しげな瀧に・・・
おにぎり持っていそいそと・・・スゴイ行動力ですね~
妙高市にもいくつか瀧があるんですが、ロココも瀧シリーズ?やってみようかな・・・
以前に「幻の大滝」という所に、友達とウォーキングで行きましたが、そこで東京からわざわざ瀧を撮りにいらっしゃった方が、そのネーミングに騙されたようで、ガッカリ(憤慨)しておられました。
yo-shi2005さんもそんな経験ありますか?
Commented by satami1224 at 2010-06-13 10:40
行き止まりでも 次の道を探してご自分の直感で行動されてきっと
滝に呼ばれているようですね。おにぎりは外で食べると美味しいです
よね。滝 薄いベールにおおわれているように綺麗ですね。
Commented by *ならら* at 2010-06-13 13:48 x
こんにちは

熊・・でそうですね!
こちらの滝もダムのせいでどうなるかわからないんですよね。
脱ダムとかいいますが、その土地土地で事情もちがうんでしょうね ?
Commented by ひろ子はん at 2010-06-13 16:22 x
具合のエエ鈴(ベル)はありましたか?
滝紀行は、滝そのものもいいですが、準備編やら道中での描写がいつも楽しみです。
桑の実…なんか昔見た気がします。
母の実家が丹後で、やっぱり、蚕さんは、ちょこっと身近です。
Commented by yo-shi2005 at 2010-06-13 19:30
ナチュラルライフ123さま
コメント有難うございます。
むかし、妻が産み月のとき誰かが言いました。「なるべくお腹に入れておいたほうがいいよ、出てくると忙しくなるよ」と。
ご当人さんは気をもんでおられるかもしれませんが、お医者さんもおられることですし、安心して待ちましょう。
ところで梅雨入りが近く、梅雨時には滝はあまり似合いませんので、このあとしばらく滝行きはお預けになるかと思います。
昨年7月31日に来たときはこの小さな滝の存在をしりませんでした。
Commented by yo-shi2005 at 2010-06-13 19:33
timata-sn さま
コメント有難うございます。
地図を見たり、先人の紀行文を観たり、慈母との人に聞いたりして何とかたどり着きました。
思い入れというか執念というか、そして、ステキな滝に出会うと嬉しくなります。
Commented by yo-shi2005 at 2010-06-13 19:35
もぎとりさま
コメント有難うございます。
滝はやっぱり暑いときのものですね。寒いときや雨降りの滝はどうもいただけません。
写真技術はまだまだで只今勉強中ですが、なかなか上達しません。
Commented by yo-shi2005 at 2010-06-13 19:47
ロココさま
コメント有難うございます。
自然の中の熊に横取りされそうなところで食べるおにぎりは格別の味です。
先ほどお向かいの奥さんと話していたら、「この辺も梅雨入りしたそうだよ」といっていました。いよいよ雨のシーズンです。
瀧紀行を始めませんか。
最初はあまり無理をしないで、滝の前にいったら「この滝は自分が今ここに来る前からずっと流れ続け、自分がここを去ったあとも同じ流れを続けているのだ」と思うと滝がいとおしくなりますよ。瀧友になってください。
Commented by yo-shi2005 at 2010-06-13 19:55
timata-sn さま
コメント有難うございます。
瀧を求めて車を走らせるときは、何かにひきつけられているような気もしないでもないです。だから、ここと決めたら何とかして探し当てます。
こんな瀧を見ると苦労も吹っ飛びますね。
言ってみれば「滝バカ」です。
Commented by yo-shi2005 at 2010-06-13 19:59
*ならら*さま
コメント有難うございます。
ダムもその土地にとって本当に必要なものでしたら仕方がありませんが。自然破壊の代償にふさわしい実効があればよいのですが。
いまは「熊に注意」なんて看板は効果がないのですね。そのうち「熊に食われないようにしてください」なんて看板が出るかもしれません。
Commented by yo-shi2005 at 2010-06-13 21:01
ひろ子はんさま
コメントおおきに。
あの鈴の割れ目をこじ開けて中の石ころを取替えましてんけど、まだよう鳴らしまへん。今度ベルタイプのんを買うてきます。
瀧紀行の内容をお褒め頂きおおきに。
昨日行った山にも大きな桑の木があって、実ぃがよーけなってましてんけど、もう味もわかっていましたので、手ぇは出さしまへんどした。
Commented by hsrolay at 2010-06-13 21:36 x
こんばんわ
梅雨前の滝めぐりいいですね。
いつも同じですが、すがすがしい感じを受けます。
私も心がいつも清らかなら何も苦労がないです。
Commented by yo-shi2005 at 2010-06-13 22:24
hsrolay さま
コメント有難うございます。
私考えますに、心がいつも清らかなんて大人は、この世の中にいるのでしょうか?。
そんな人いないと思いますよ。それよりも、少しでも清らかな心を持ちたいと努力する心が大切と思います。
私なんか、こんなに清らかな瀧を観てもなかなか清らかにはなりません。
元気出しましょう。
名前
URL
削除用パスワード


富士山を崇め、滝に魅せられ、花を育てるのが大好き。こんなひとが書くブログです。


by よし


群馬ブログは・
 
⇒ こちらで

以前の記事

2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
more...

検索

ファン

画像一覧