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2010年 09月 03日

トロの思い出

 
 暑い日の滝の話から書きます。

まず、少し涼んでからにしましょう。
トロの思い出_e0033229_222978.jpg


いつも、滝を観るたびにそう思うのだが、私たちは(特に私は)人が観ていないとなるとちょっと手抜きをしたくなるものだ。
だが、滝は、誰が観ていようと、いまいと、お構いなく水がある限り同じ様に落ち続けている。

私が滝に着く前から、帰ったあとも同じ様に落ちて流れていくのである。

ときどき不思議に感じることがある。

「あいつ、滝に取り付かれて、ついに頭がおかしくなったか」なんていわれそうだから、このひとりごとはこれでおしまい。



近所の半野良猫

トロの思い出_e0033229_22133894.jpg

この写真を撮る直前、お向かいの芝生で、用をたしていた。

「証拠写真をとられちゃまずい」とばかり、帰っていった。
トロの思い出_e0033229_22165456.jpg



トロの思い出

猫といえば、昔我が家にも猫がいた。
1981年7月生まれの男の子だった。
近所の物置で生まれて、2か月くらいの時にまでに兄弟たちはみんなどこかに貰われて行ってしまって、一匹だけ残って、葉は猫が出かけるとミャーミャーと鳴いていた。

余りに可愛そうなので、我が家で引き取ることにしたが、来たときは、野良猫の子供らしく体じゅうにのみがいっぱいついていた。
洗って、飲みを落として…そんな仕事はみんな私の仕事だった。

名前はトロといいうことになった。最初はミーチャンと呼んでいた。
なぜトロになったかというと、生後3ヶ月の頃、庭の金木犀の木に登った。「おっ、さすが猫だ」と褒めたまではよかった。
枝のあるところまで登ったが、降りられないで「ミャー・ミャー」まだ可愛かったので、下ろしてやった。
するとすぐにまた登って、「ミャー・ミャー」。
三度目には、「おまえトロいなぁ。降られねぇってことがわからねえのか。」
そうだこんなとろいやつは名前をトロにしよう。ということで・・・・。

顔は兄弟の中で一番美男子だった。
「チャトラ八われ」という顔立ちだが、写真写りはイマイチ。

トロの思い出_e0033229_22311542.jpg



嫌がるのを捕まえてノミを捕ったり、外から帰って真っ黒になった足を洗ったりしてやったので、私の顔を見ると、すぅっといなくなるようになった。
でも私が座っていると膝に乗ってきたり、すぐ横に並んで座っていてみたり、可愛いやつだった。

夏は涼しいところを見つけては、仰向けの大の字になって寝ていた。
「おぃ、もっと猫らしい寝方をしろよ」なんていわれてもお構い無だった。

トロの思い出_e0033229_22401563.jpg

ちょっと目つきが悪い。家の中ではおとなしいが、外に出るとけんかをしてあちこちかじられて帰ってきた。この写真も鼻の横に小さな傷。耳は前に食いちぎられそうになった傷跡が残っている。


冬になると私が寝るのを待って、私の布団の上で寝ていた。

妻は布団カバーが汚れるといって、寝私の布団の上に古いバスタオルを敷いていた。
ということは妻は猫の行為を容認していたという事か。

真冬の寒いときは、私が寝付くのを見計らって、肩口から布団の中に入って寝ていた。
私も暖かいのでそのままにしていた。
このときは妻もあきれていた。

その猫も17歳で物置の中で静かに昇天した。
晩年の晴れ姿
トロの思い出_e0033229_22551986.jpg

この猫の前に、何匹か猫を飼ったが、一番思い出の多い猫はトロだった。

あれ以来動物は飼っていない。
by yo-shi2005 | 2010-09-03 23:03 | ひとりごと | Trackback | Comments(15)
Commented by miyakeoriibu at 2010-09-03 23:12
トロと表題を見てマグロのトロかと・・・・・(^0_0^)
食べること大好きのoriibuです。
トロの晩年の晴れ姿、大事にしておられるのですね。

おっしゃるとおり、誰が見ていようと見てなかろうと変わりませんね。
そう考えれば凄いことです。
Commented by *ならら* at 2010-09-03 23:31 x
こんばんは

妙にしんみりしてしまいました。
うちにも「ミーちゃん」がいたんですよ!
大雨の日にずぶぬれで、家の軒下でみゃーみゃー鳴いてた
まっ白い子猫が、うちのミーちゃんでした。
その日から飼いだしました。とっても賢い子で・・・

ちょっと、思いだいました。
Commented by ナチュラルライフ123 at 2010-09-03 23:39 x
こんばんわ~
野良猫のこそこそと逃げていく姿がよくわかる
写真ですね!
よほど気まずかったんでしょうね~

トロとの思い出たくさんあるようですね~
どこかやんちゃなよしさん似に見えますよ!
動物との思い出は懐かしく
忘れることの出来ない事が多いですね。
我が家もミッキーという名の犬がいましたが
17歳の寒い冬になくなりました。
それ以来我が家も文鳥はいましたが
動物は飼っていません。
Commented by timata-sn at 2010-09-04 00:14
yo-shi2005さん こんばんは

半野良猫 やはり何処となし警戒心が見てとれますね。

yo-shiさんのお家の トロちゃん可愛いですね!!
そっと膝の上や横に座る そんなしぐさが可愛さを伺わせてくれますね。
極めつけはお布団の中にもぐりこんで来ると可愛さも増しますね。
沢山の記念となる写真をお持ちで、トロちゃんも幸せな事ですよ。
きっと天国からyo-shiさんの事を見て居ますよ。
Commented by yo-shi2005 at 2010-09-04 20:07
miyakeoriibu さま
コメント有難うございます。
確かに紛らわしい表題でした。
でも今までに私に縁のあった猫の中では、このトロが一番長生きでいろいろあって印象深い猫でした。
今日も、変わらずに落ちる滝を観に行ってきました。
Commented by yo-shi2005 at 2010-09-04 20:12
*ならら*さま
コメント有難うございます。
猫の名前はみーちゃんが多いですね。
実は我が家の近所に通称みーちゃんという男性がおりますので、この名前ではいけないなと思っていたときだったのです。
元野良猫を飼い猫にすると賢く育つことが多いですね。
トロは家系は野良猫ですが、育ちは我が家ですから飼い猫です。
そんなことどうでもよかったですね。
Commented by yo-shi2005 at 2010-09-04 20:17
ナチュラルライフ123 さま
コメント有難うございます。
この猫との思い出はたくさんあります。何度死にそうになったことか、でも生命力の強い猫だったのですね。
やはり17年も飼うと、死んだから次をという気持ちになりませんね、私はそうこうしているうちに、自分の歳を考えて自分の亡き後この猫は・・・と考えると飼うことが出来ませんでした。
Commented by yo-shi2005 at 2010-09-04 20:21
timata-sn さま
コメント有難うございます。
昼間は穴理私に近づかないのに、毎晩布団の上で寝ていた頃は、妻は布団が汚れるといって布団の上に古いバスタオルを敷いていましたが、布団の中で寝るようになったら、あきれて何も言いませんでした。思い出の多い猫でした。
Commented by yo-shi2005 at 2010-09-04 20:22
カギコメさま
コメント有難うございます。
たくさん楽しんでください。
Commented by のこのこ at 2010-09-04 20:46 x
ミーチャンですか、、、、猫をみるとほっこりします。
猫はマイペースと言うけど甘えん坊ですよね。
我が家にもいました。
同じようなくだりがり思い出しました。
8年飼ってある日突然家出してそれっきりです。
今でも似たような猫ちゃんを見ると思わず名前を呼んでしまいます。
ちなみに「太郎」って言いました。
17年間も飼って静かに昇天とは幸せなミーチャンでしたね♪
Commented by ひろ子はん at 2010-09-04 21:11 x
よしさんのトロくん話に、みなさんそれぞれに思い出のペットがあるんやな…としんみり。
うちも「ちーず」という次男(ペットでは、なかったです)がおりまして、亡き後、しばらくペットロスで、飼う気になれませんでした。
小さい頃から犬のいない時期ってなかったのでっすが。
今は、ペットアレルギーの子もいるし、教室してる間は飼えませんが、倅が独立したら、愛情の注ぎ口に飼ってもいいかなぁって。(笑)
トロくん、ちょっと鈍くさいけど(甘えてただけ?)、お利口な子やったんですね。
Commented by yuriazami at 2010-09-04 21:16
こんばんは
トロとの想い出話を聞いて幸せな猫ちゃんだったことが
よくわかりました。ブログにも紹介されてトロちゃん、天国で
驚いているかもしれませんよ^^
Commented by yo-shi2005 at 2010-09-04 22:11
のこのこさま
コメント有難うございます。
ごめんなさいミーチャンは幼名でトロです。
8年飼って突然家では、いつ来るかと待っているのも辛いです。
息子が大学にいってからは食事の時間になると息子の椅子に乗っておこぼれを貰うのを待っていました。この猫は雑食性でした。
Commented by yo-shi2005 at 2010-09-04 22:17
ひろ子はんさま
コメントおおきに
次男君をペットの話と一緒にしはっては可哀想やないですか。
でも次男君時々思い出して上げてくださいね。
ペットを飼うということは、真剣に考えて決めないと、そのペットがかわいそうなことになりかねません。
トロは要領のいい猫でした。
Commented by yo-shi2005 at 2010-09-04 22:20
yuriazami さま
コメント有難うございます。
そうですね、トロが生きていた頃はブログなんてありませんでしたからね。
でもあの頃家にパソコンがありました。キーボードの上を歩いたこともありましたねぇ。1998年に昇天しましたから。
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