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2018年 11月 21日

ドーム菊の夢と訣別

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このブログのタイトルをご覧になって・・・・
「なんだぁ、まだ引きずっていたのか?」なんて思われるかたもおられるかと思いますが、確かに、前に諦めたと書きました。
でもあれだけ精魂込めて手掛けていたドーム菊です、諦めるのも大変です。

「ドーム菊ってなんだぁ??」と思われた方に

ここでいうドーム菊は花の小さい、枝分かれの良い種類の菊で作る菊の咲かせ方です。
世間では、ざる菊、ボサ菊なんて呼ばれていますが、私はちょっとカッコよく「ドーム菊」と呼んでいます。
こんな風につくります。これは山梨県韮崎市(にらさきし)の七里岩という、七里も続く小高い丘の上を走っている時に見つけて写真を撮ってきました。

ドーム菊の夢と訣別_e0033229_1854333.jpg


それ以前から友人に教えてもらって、菊のこんな作り方があるということを知って、とても興味を持っていたのですが、韮崎市でこれを見て、自分で作ってみたいという気持ちがむらむらと湧いてきたのでした。

となりの町藤枝市でこれを作っていると新聞で知って、早速訪ねて、話を聞いて来ました。
そして花が終わるのを待って、来年の苗を取るために、古い株を分けてもらってきました。
ご主人も奥様もとても親切な方で、いろいろと教えて下さいました。

「来年はこれをやるから、ほかの大きな草花は減らそう」と決めて、それまでカンパニュラの大きな鉢植えを育てていたのを2016年から中止しました。

参考画像・カンパニュラ
ドーム菊の夢と訣別_e0033229_18235540.jpg


そしてお師匠さんに教えてもらったように、挿し芽ではなく、地下茎から出てくる「冬至芽」を掘り取って苗を作った。ところが、どうもわき目が出てこない。
脇芽が出なければ、こんもりしたドームにはならない。
結局、ドーム菊どころか、大した花も咲かないまま、失敗に終わった。

これはお師匠さんの畑のドーム菊
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あれが悪かったか、これがいけなかったのかと反省して、もう一度挑戦したのが今年の春早いころ。
今度は誰でもやるように、新芽を挿して、挿し芽苗を作って、育ててみた。

いまいちだ。
お師匠さんのくれた、プリントを読み直してみた。
決定的な弱点が見つかった。
「最低でも一日の日照が6時間以上あるところで育てる」

「うちの庭はそんなに長時間は日が当たらない、これは俺にはどうにもならない」

それで諦めたのだった。

でも育て始めた菊をその時点で全部引き抜いて捨てる、なんてかわいそうなことはできない。

そして捨てきれないで残ったのがこの子たちだ。
一番遅れて咲いた白
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ドーム菊用の菊とは思えない姿だが、これでも可愛い花だ。

花が少ない赤
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可愛い花だけどなぁ。

ドーム菊にするには花が大きすぎるような気がするピンク
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普通の菊の花としてみればいい花だ。

四種類の中では一番ドーム菊に近い?形の黄色。
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これが我が家のドーム菊の生き残り、来年も育ててやろうかな、ドーム菊ではない形で

これだけ書いたら、ドーム菊との訣別が出来たような気がする。

ドーム菊をあきらめた時に花屋さんに行って、カンパニュラの苗を買った来た。

これも楽しみだ。上の写真みたいに咲くといいけど。





by yo-shi2005 | 2018-11-21 20:05 | 花日記 | Trackback | Comments(0)
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