2016年 06月 12日 ( 1 )

2016年 06月 12日

尾瀬に思う

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群馬県で生まれて育った私だが、尾瀬に関しては、それほどの思い入れはなかった。

水芭蕉にしても、桜やボタンのような派手やかさはなく、ただ清楚な感じの花だというくらい、倅が小学校のころに、図鑑の写真を指差して、「お父さん、これ、カラーっていう花だよ」と教えてくれたことがあった。

そのとき「あれ、この花、水芭蕉の花とよく似ているな」と思ったがその図鑑を見るとカラーと書いてあったので、「うん、そうか、真っ白な花だな」くらいの返事でそれ以上は言わず、「カラーと水芭蕉は花がよく似ている」と思っただけだった。

その後あの歌


この歌で尾瀬と水芭蕉の花自体が日本中に知られるようになった。

その後、尾瀬というところもあの木道を歩く姿が、水芭蕉とともにTVの映像や画像で見かけるようになった。
それでも私は尾瀬には特別の思い入れや感心はなかった。


ところが、滝を探しているうちあの尾瀬の最北端、福島県に三条の滝という滝があることを知った。
とてつもない水量と落差、これは行きたい、見たい、たとえ遠くからでもいいから見たい。そう思うようになって、いろいろとネット検索。

だが遠い。
群馬県側のいくつかの入り口からも尾瀬ヶ原を通り抜けなくてはならない、福島県側からはもっと大変なコースだ。でも行きたい。でも、体力的に耐えられるだろうか。

そのうち、「滝は我慢するから尾瀬の木道を歩いて、燧岳(ひうちだけ)と至仏山(しぶつさん)を見たい」
という気持ちに変わって何年か過ぎた。

昨年はひざの痛みがひどくその前の年は唾液腺結石の手術をしたり、でも今年はそれらもほとんど感じなくなってきた。ところが周囲の人は私のことを心配してくれて、「あんまり無理なところに行くのはよしなよ」と異口同音に忠告してくれる。

そこで、「よし、これならいいだろう」と見つけたのが、ガイド付きのツアーだった。

そして新聞折り込みを見て申し込んだのが今回のツアーだった。

行ってみると・・・・
下調べである程度は覚悟していたコースがだ・・・・・・
群馬県側の鳩待峠まではツアーのバスとホテルのマイクロバスを乗り継いで苦も無くいくことができたが、歩き始めてすぐから急こう配の下り坂。石畳の階段、木の階段、時には登坂、と3kmも続く、これには参った。
これまでに滝を見るために経験した長い坂道でもトップクラスと感じた

だがそこはところどころ木道はあっても尾瀬の湿原ではない、とにかく湿原の中の木道を歩きたい、その一心で頑張った。
ようやく、坂道が終わって、山の鼻という山小屋のある中継地点についた。すでにくたくただった。

一休みして十分に水をもって出発。
ここを出るとすぐに湿原の木道に入る、「あぁようやく念願の木道だ!」
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今年は降雪量が少なかったために水芭蕉の花が早く6月1日の「尾瀬山開き」(尾瀬は山ではないが山開きというらしい)を待たずに水芭蕉は満開になって、水芭蕉にとっても見物者がほとんどいないさみしい満開になったという話だった。

それでもどこかに咲いていないかなぁと見まわしながら木道を歩くと、遠くのほうに、白いものが。
コンデジの望遠で見ると確かに水芭蕉だった。でもかなり疲れていた。
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でもこれで水芭蕉の花も見た。
そよ吹く風にいい気分で歩いていた。
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20人のツアーだが自由行動なので一人で木道を歩いていると、自由でいいような、反面、時間に遅れてみんなを待たせると困ると、気がかりになる。
最初の計画では、「牛首分岐」地点まで行こうと思っていたが、「来るときに下り坂であれだけ疲れた坂道を登らなくてはならない、かなりの体力温存が必要だ」と考えているとき、
小さな沼の入り口に「逆さ燧」の小さな表示が目についた。
これは、湖に写る山の姿を逆さ富士などというように、前方にそびえる燧岳が沼の水面に逆さに写るらしい。
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前方からくる人に、「牛首分岐まであとどのくらいかかりますか?」と聞くと15分くらいでしょうとのことだった。
片道15分としたら、向こうで休んだりして1時間くらい見ておかなくてはならない。
あの急な坂をなるべくゆっくり歩く時間を確保するためには・・・・・・・

「よし、ここで引き返そう」と決断して引き返してきて山の鼻ビジターセンターでゆっくり休んで、山道に向けて出発した。

時計を見ながらゆっくり歩いた。

この山道の途中に大きなベルが二か所ぶら下がっている。

そのあたりに来ると木道が渋滞していた。
「なんだろう、だれか具合でも悪くなったのかな」と思って前のほうの人に聞くと、今熊の赤ちゃんがいたのだそうです、山の中に逃げて行ってしまったようですけど、クマは赤ちゃんがいるとその近くに母親がいるって聞きますから、みんな大騒ぎしてるんです。
後から聞いたが、この辺りは「クマ出没ゾーン」といい時々目撃されるので大きなベルをぶら下げておいて通る人はそれをたたいてクマを遠ざけてから行くようにというベルだったのだそうだ。

集合時刻よりだいぶ早く集合地点の鳩待峠に到着した。

いろいろな体験をして、添乗員さんもいい人だったし。一応の目的は達成して楽しい旅でした。
(ちなみに、昨日のブログのタイトルボックスの写真の中央左にいるブルーのウインドブレーカーが添乗員さんです)そんなことどうでもいいか。



by yo-shi2005 | 2016-06-12 20:05 | Trackback | Comments(0)


富士山を崇め、滝に魅せられ、花を育てるのが大好き。こんなひとが書くブログです。


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